岩井俊二の短編から心に重くのしかかるリリィシュシュ

映画

※2019年5月はてなブログで書いた記事です

岩井俊二監督といえば、有名監督なんですけれども…私が若かりし頃、元々テレビドラマで気になっていた監督で何作もずっと胸に残っているドラマを作っていた人なんです。

ワタシ的には『夏至物語』と『打ち上げ花火、下から見るか横から見るか』が今の時期はおすすめ。

夏至物語はDVDで見れるので是非見て欲しい!勿論、他の短編もストーリーもいいのだけど出演者もなかなかいいので!

その後、短編映画を撮り、名作『PiCNiC』『スワロウテイル』を世に出している。

CHARAと浅野忠信にどれだけ憧れたことか…そしてあの映像美…懐かしい…

スワロウテイルにもCHARAが出ているのだけれども、私としては三上博史が出ているだけで狂喜乱舞だったのよね…ほんといい俳優さんです。

そして、そして私が一番オススメしたいのは『リリイ・シュシュのすべて』
若かりし頃の市原隼人、忍成修吾、蒼井優、伊藤歩!

出演者がそうそうたるメンバーなんだけれども、みんな若いw
そしてテーマは重くて暗くて苦しい。

田園の広がる地方都市で暮らす中学生の蓮見雄一は、同級生の星野修介に万引きなどの犯罪行為を強要され、鬱屈とした日々を送っていた。唯一の救いはカリスマ的な人気を持つ女性歌手、リリイ・シュシュの曲を聞くこと。-Wikipedia

学生時代にいい思い出のない人は見ちゃいけないくらいの、暗さと重さがある。

なのに、何故か見てしまう…というか、数年に一度見たくなるのです。
で、見た後やっぱり辛いって思うんだけど(;´∀`)

映画の内容もすごいけど、映画の中のアーティスト『リリィシュシュ』の音楽がこれまたいいので、サントラもおすすめさせて下さい。

ドビュッシーのアラベスクも映画の中で響くのだけど、リリィ・シュシュの曲も本当に全ていいので全部聞いてくれたらいいな。

この作品は、見ると辛いのだけど…ずっとずっと残しておきたい。そう思う一作です。
今日は重い映画を見たいと思う時におすすめの作品なので、一人で部屋を暗くして見てくださいね。

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