人間の内面に迫る山岸凉子の世界

マンガ

少女マンガ…その昔、なかよしやりぼん、マーガレットや少女コミックなどたくさんのマンガ雑誌があり、毎月お小遣いを握りしめて買いに行っていたのが懐かしい…

今はマンガ雑誌を買うことは殆どなくなったけれども、未だに単行本は買ってしまうのです…けれども正直な話、最近の少女マンガはあまり好きではない。やたらと性描写があったりして、少女マンガというよりもレディースコミックって感じがするのですよ。

そんな私が本日紹介するのは…山岸凉子先生でございます。


山岸先生は『日出処の天子』が有名ですけれども、短編作も素晴らしいものが多いので是非読んでいただきたい!

山岸先生の魅力は、まずその絵です。
基本シャープな感じの絵を描かれるのですが、その絵の繊細さと美しさにうっとりとさせられます。

そして、もう一つの魅力はストーリー。

少女マンガというよりも人間の内面や狂気に焦点を当てた作品が多く、読んでいて考えさせられる部分が非常に多いのです。

ミステリーやホラー系の作品も多いのですが、そこにもやはり人間の深層心理などが織り込まれており少女マンガとは違った世界が広がっています。

基本、短編集はどれを読んでもハズレはありません。全ておすすめです。
初期の作品は現在の絵柄とは違っていますが、少女マンガというよりも深いストーリーが多いので楽しめると思います。ちなみに、日本語と英語どちらも書いてあるバイリンガルセレクションを読むと、英語の勉強にもなるのでおすすめです。

そして、現在の山岸先生ですがモーニングにて隔月ですが『レベレーション』を連載しているとのこと…すごすぎる!

山岸先生、無理は禁物ですよ!お体に気をつけてこれからも名作を産み出して下さい。

スポンサーリンク