キュートでポップなチェコ映画『ひなぎく』
最近、B級映画やミニシアター系の映画を見る機会が減っているのですが、心に残る映画はいつも胸の中にあるんですよね。
本日は、その一つに入る映画『ひなぎく』をご紹介します。
『ひなぎく』は、ヴェラ・ヒティロヴァ監督による1966年製作のチェコの映画である。マリエ1とマリエ2のふたりの姉妹が、映画を通して絶えずおかしないたずらをしかけ、それは彼女たちが生きている世界への反乱なのである。筋書きを追いかけるのはむつかしく、時代背景やチェコ語への深い理解のないかぎりは不可能である。「チェコ・ヌーヴェルヴァーグ」の代表的作品であり、日本でもカルト映画として名高い。-Wikipedia
表面的にはポップでおしゃれなのに、本当の意味は当時のチェコに対する反抗心や皮肉が組み込まれていて本当にすごい。
こちらの予告では映画の撮り方やカット割り、色などの素晴らしさがよく伝わると思います。これが1966年の映画だとは信じられないくらい。
この映画を撮ったヴェラ・ヒティロヴァ監督は女性なのだけど、この映画は女性ならではの視点と発想がよく組み込まれていると思う。余談ですが、この映画はチェコスロヴァキア当局から発禁処分を受けヴェラ監督は、その後7年間映画を作れなかったそう。
それと共に、この映画に出演している二人のマリエについて、色々検索したのだけれど、この作品以降の足取りが全くつかめません。
ひなぎく以降、映画に出ていないのか…それとも別名義で演技をしているのか謎のままです。一体、どうなっているのか…この映画でのインパクトが凄かったので他の作品も見たかったのだけど…
まぁ、とにかくこの映画は映像、音楽共に見ていてぐっと引き込まれる作品なのは間違いなしです。おしゃれな映画が好き、可愛い女の子が好き、ちょっとシュールな映画が好きな人におすすめ。まだ見たことがない人は要チェック☆