全員やばい&久しぶりの顔芸映画!『へレディタリー/継承』

カルト映画,映画

しばらく前に見て感想を書いた『ミッドサマー』
あの監督のもう一つの作品『へレディタリー/継承』を、これまたちょっと前に見ました。相変わらず、色々ひどいですが(笑)自分なりに感じた事を綴っていこうと思います。

『スマホを落としただけなのに』以来の顔芸映画『へレディタリー/継承』

『へレディタリー/継承』監督 アリ・アスター/2018・アメリカ

ミニチュア模型アーティストのアニー・グラハムは、長年疎遠であった母エレンの死をきっかけにグループ・カウンセリングに参加するようになる。アニーはカウンセリングの席で、母が解離性同一性障害を発症していたこと、父が精神分裂病で餓死したこと、兄が極度な被害妄想が原因で自殺したこと、そして自身も夢遊病に悩まされていることを語る。彼女は先天性遺伝による精神疾患がいずれは自分の子ども達にも発現することを心配していた。-Wikipedia

『ミッドサマー』と同じく、前情報何もなしで見たのですが…こちらの作品も予備知識無しで是非見ていただきたい映画となっております。

映像はミッドサマーのカラフルな映像とは真逆で、基本どんよりしていて出てくる人たちがいちいち気持ち悪い(爆)唯一、お父さんだけがちょっとまともそうに見えるのですが、それ以外の家族の雰囲気や表情がやばすぎる…表情を見ているだけでこちらも気分が落ち込む感じにさせられます(^_^;)

なんですが…途中からお母さんのアニーの顔芸がすごすぎて…怖いんだけど、なぜかちょっと笑いもこみ上げてくるという変な感情が湧き上がってしまい混乱しました。

ホラー、サスペンス映画でたまに表情豊かすぎて顔芸になってしまう事ありますよね?私の場合、『スマホを落としただけなのに』の北川景子が、それに当てはまります。あれだけ綺麗な人の顔が恐怖で歪む、しかも全力で!!あの時の衝撃と同じような感情が、この映画にはあるんです。これは是非見て感じてほしい。

ただ怖いだけの映画ではなく、変な面白さもあるのでグロい部分も多少緩和されます(笑)そして、この映画って一体どうなるの?と、知らぬ間にグイグイ引き込まれてしまい…気がつけばエンディングでこれまた衝撃を受けるという、本当にすごい映画…。未見の方は、ぜひ見て下さい!ホラーが苦手な人は昼間見るとマシです。私は昼見ました(爆)

アリ・アスター監督…すごすぎる。なんだろう?見終わった後に『うわー!!!』って気持ちになるのに、ラース・フォン・トリアー監督作品のような見なきゃよかった感はないのです。(笑)

これはある種のカルト映画なんですが…普通のカルト映画好きにも大プッシュできる作品ですし、よく作り込まれてます。そして見た後に、誰かと共有したい話したくなる作品だという事は間違いなし!私は誰かと話したかった!!!

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