やる気が起きないので見た事を後悔する映画を紹介してみる

カルト映画,映画

最近全く映画の紹介ができておりませんでした。仕事が忙しかったりダイエット記事で時間使っていたり…
で、コロナが落ち着いたら気持ちがなんか上がらないんですよね。遅めの5月病か早めの夏バテなのかわからないのですが…そうなると不思議なもので明るい映画を見たいと思えず、暗い映画を見てしまうのですよ。

という事で、今まで私が見てきた中で見た後にしんどいなぁと思った映画を紹介しようと思います。(笑)今回は大人向け、エログロもありの作品です。

見た後にやるせない気持ちになる映画『ポーラX』


『ポーラX』監督 レオス・カラックス/1999年フランス・ドイツ・日本・スイス合作

「ポンヌフの恋人」のレオス・カラックスが、「白鯨」で知られるアメリカ人作家ハーマン・メルビルの「ピエール」を映画化。才能に溢れた小説家ピエールは、豊かなノルマンディの自然に囲まれた城に住み、美しい婚約者を持つ青年。しかし、ある日姉と名乗る長い黒髪のジプシー女に惹かれた彼は、すべてを失っていくのだった。-映画.com

ひたすらどんよりとしたシーンの多いこの映画。これぞフランス映画という雰囲気をまといつつ、一人の青年が幸せな日々から逃げ出すように堕ちていく様を描いています。正直、初めて見た時は全然わからない理解不能と思っていたのですが、しんどい時に見ると、あぁ、わかるよ…と思ってしまうのが不思議。監督のレオス・カラックスもなかなか癖のある監督で、他の作品も非常に面白い(興味深い)ので、気になる方はチェックしてみてね。

この主人公役のギョーム・ドパルデュー。素敵な俳優さんでしたが2008年に37歳の若さで亡くなっているのですが、ぜひ彼の演技もじっくり見て欲しい。

トラウマになるほど見た事を後悔する映画『アレックス』


『アレックス』監督 ギャスパー・ノエ/2002・フランス

パーティの夜、一人で帰ったアレックスが男に暴行される。彼女の婚約者は復讐を決意し、犯人探しを始めるが……。時間を逆行するストーリー展開と壮絶なレイプ・シーンで物議を醸した問題作。-TSUTAYA

フランス映画の鬼才ギャスパー・ノエ監督作品。これはね直視するの辛い部分がいっぱい出てくるんです。見ててしんどいのに、見るのをやめられないんです。それくらい、引き込まれるし考えさせられる。でもね、見終わるともう二度と見たくないって思うんですよ。この監督、ギャスパー・ノエっていうんですけど、『カルネ』と『カノン』っていう映画も撮ってるんですね。この2作品もかなりきつい映画なので、救いようのない暗い映画が好きな人は見てください。あ、でも…『LOVE』と『クライマックス』はまだ見てないので、そちらは見たら報告します。

後悔というよりもやりきれない感情になる『ベティ・ブルー』


『ベティ・ブルー』監督ジャン=ジャック・ベネックス/1986・フランス

閑散とした海辺のバンガローで単調な日々を送っていた35歳のゾルグのもとに、美しい少女・ベティが現れた。ベティの野性的な魅力に惹かれたゾルグは、彼女が行き場のない身であることを知ると、自宅に住まわせることにする。-You Tubeムービー

1986年の作品なんですが全然色あせません。一見、エキセントリックな若い彼女に振り回される男の話なんですが、映像がとても綺麗で色に見入ってしまいます。でね、この映画ちょっとした恋愛映画だと思うじゃないですか、見終わるとねものすごい映画だなと思わずにはいられない。そして、今回紹介している映画の中では一番見やすい映画だと思います。+若い頃のジャン・ユーグ・アングラードはイケメンだし、ベティ役のベアトリス・ダルの破壊的だけどキュートな部分もおすすめ。

日本でもあるよ!救いのない映画『修羅』

『修羅』監督 松本俊夫/1971・日本

 塩治の浪人薩摩源五兵衛は、主君仇討に参加しようと、敵の眼をあざむくため酒色におぼれているように見せかけていたが、芸者小万に対する執心はそれ以上のものがあった。小万もまた腕に「五大力」をほる程に源五兵衛を慕っているかのように見えた。源五兵衛の苦悩は、仇討ちに加わるための御用金として必要な百両が調達できないことにあったが、このことを我がことのように感じている忠僕八右衛門が、四苦八苦の末ようやく金の工面をして戻って来た。-Movie Walker

あらすじを読むと、そこまで不穏な要素はないのですが…この後が地獄絵図です。松本俊夫監督の映画は、救いのないものが多いのですが、この作品もものすごく後味悪いです。

なかなかDVD見つからなからなかったりするのですが、本当にすごい作品なので未見の方はぜひ見てください。

本日はフランス映画メインになってしまいましたが、また色々紹介しますね♪

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