よくぞやってくれた!2020年にまさかのB級映画『Bad Hair』

B級映画

お久しぶりのB級映画のご紹介!
B級映画といえば古めのものが定番となっておりましたが…なんと、今回紹介するのは2020年にアメリカで公開された作品(日本はなんと2021年2月に日本公開!)その名も『Bad Hair』

ホラー映画なのにコメディに分類された『Bad Hair』

1989年。アンナ・ブルッソはブラック・ミュージックに特化したテレビ局、カルチャーでアシスタントを務めていた。大物になることを夢見て努力していたアンナだったが、現実は想像以上に厳しいものであった。

ある日、アンナは新しい上司(ゾーラ)に自分のアイデアを売り込みにいった。プレゼンを気に入ったゾーラはアンナを直属のアシスタントとして起用することにしたが、その際、「その癖毛では光るものも光らない。腕の良い美容師(ヴァージー)を紹介してあげるから、彼女にエクステを付けてもらいなさい」と言った。指示に従ってヴァージーの施術を受けたところ、アンナは今まで経験したことのない痛みを感じた。終了後、ヴァージーは「絶対にそのエクステを濡らさないようにしてください」とアンナに言った。

エクステを着用してからというもの、アンナは仕事で次々と成果を上げていったが、それと同時に怪現象に悩まされるようになった。そんなある日の夜、アンナは家主のバクスターからレイプされそうになった。アンナは必死で抵抗し、バクスターに切り傷を付けた。そこから血が流れた途端、エクステが勝手に動き出し、バクスターの血を一滴残らず吸い取ってしまった。怯えきったアンナはエクステを取り除こうとしたが、既に手遅れであった。エクステはアンナの肉体を乗っ取ろうとしていたのである。-Wikipedia

この映画の何がすごいかって、真剣にホラーを作っているはずが…何故かコメディっぽくなってしまった。そして、この手の映画によくありがちな、いい俳優さんやアーティストを使っているのに、ものすごく無駄遣い(爆)これにつきます。

まず、主人公の新しい上司がヴァネッサ・ウィリアムズ、憧れのアーティストが元・デスティニーチャイルドのケリー・ローランド、そしてちょい役で出てくるアーティストがまさかのアッシャー。音楽好きな人ならば彼らがある程度すごい人だとわかるでしょう。なのに…扱いが雑!!

いや、反対に私が聞きたい…

なぜこの映画に出たのか?と!

あなた達はもっといい役あったはず!なのに、なぜ???

そこがまたこの映画の魅力かもしれません。久しぶりに見たぞ、真剣なホラー映画なのに何故か壮大なギャグ映画に見えてしまう、このB級映画の香りを!題材が悪いわけではない、ストーリーの素も悪くはない。なのに、なぜにこんなにもB級になってしまうのだろう?多分、ツッコミどころ満載っていう部分もあると思うのですよ…。

あらすじではエクステが血を一滴残らず吸い取ったと言う割に、見た目そんなに変わってない。いきなりエクステがボサボサになったり、髪の毛洗えなかったり…CG微妙だったりなど(^_^;)いや、でもこれはこれで楽しいんですけどね(笑)

因みに、WikipediaではRotten tomatoesでは批評家支持率が64%と書いてあったが、2021年8月22日時点では62%。一般の評価は38%となかなか香ばしい状態になっております。

個人的には、これを新しい時代のB級映画として永久保存してほしいと願いっております。今のこの時代に、これだけの作品を残せるのはなかなかないのではないでしょうか?B級映画好きな方、ぜひこちらの作品チェックしてみて下さいね★

最後に…この映画…huluが制作に関わっていたのですね…それならば、改めてわざとB級映画を作っているのではないかという感想を持たざるを得ません。なんせ、huluはそこそこのB級映画をいつでも見られるようにしてくれていますからね。個人的に、huluの作品でまた色々ご紹介できたらいいなぁとも思っております。

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