淡々としたフランス映画『博士と私の危険な関係』(フランス・2012)

淡々としたフランス映画『博士と私の危険な関係』(フランス・2012)

久しぶりに映画を数本見たのでご紹介。
本日紹介するのは『博士と私の危険な関係』アリス・ウィノクール監督(フランス・2012)でございます。

『博士と私の危険な関係』(Augustine)は2012年のフランスの恋愛映画。 19世紀フランスにおいて催眠療法で知られた神経科医ジャン=マルタン・シャルコーと若い女性患者オーギュスティーヌの実話をもとに、医師と患者の関係を超えた2人の恋愛のような関係を描いている。 第38回セザール賞では新人監督作品賞にノミネートされた(受賞はならず)。 -Wikipedia

予備知識無しで見たこの映画、フランス映画っぽく非常に淡々としています。19世紀を舞台にしている事もあり映像もなんだか暗い感じ。けれどもそれが私は好きです。物語はヒステリー症状によりまぶたや左手が麻痺してしまう19歳の患者オーギュスティーヌと、彼女を診察するジャン=マルタン・シャルコーをめぐる物語なのだけれども、何でしょう?オーギュスティーヌ役のSOKO(ソーコ)が全然可愛く見えなくて…あれはわざとなんでしょうか?実際のSOKOはもっと可愛いんですけど…わざと垢抜けない感じにさせているのかな?まぁ、そこは置いておきまして…映像の描写に関してはとても良かったと思います。

医者と患者の心の繋がりだったり、葛藤やその時代の理不尽さをうまく描写していました。
ただ映画の途中で鶏の首を切るシーンが有りまして…切った後に首なしの鶏が走り回るという非常にシュールな場面があります。そのシーンだけちょっとグロかったです…ジャンルとしてグロい映画ならば心構えができていて、安心して見れるのですが…まさかのヒューマンドラマ、恋愛系の映画でいきなり出てきたのでびっくりしました。

あとは、SOKOの発作の時の演技の巧さには本当に驚いた。エクソシストのような感じの体の動きは一見の価値あり!(特に映画の中ではひょうひょうとしたオーギュスティーヌだったので、その発作時の豹変ぶりには目をみはる部分があったのです。)

色々書きましたが、やっぱりフランス映画って淡々としているんだよね。(笑)フランス映画特有の暗さが好きな人にはおすすめできるけれども、スカッと爽快な映画を求めている人にはおすすめできない映画となっております。

因みに、ミニシアターにジャンル分けしましたが、実際は日本公開していない作品です。あ、でもレンタルでも配信でも見れる作品ですので、気になった方は是非チェックしてみて下さいね。