マンガでもラジオドラマでも泣ける名作『わたしは真悟』楳図かずお

マンガ

いつもおすすめの作品を紹介していますが、今回はちょっと違った角度からのおすすめを。wa

本日ご紹介するのは、ボーダーのシャツと、『まことちゃん』でおなじみの楳図かずお大先生の名作『わたしは真悟』です。

まことちゃんとは全く違うシリアスマンガ

『わたしは真悟』は、楳図かずおの長編SF漫画。『ビッグコミックスピリッツ』で1982年8号から1986年27号まで連載された。恐怖漫画の第一人者である楳図が、恐怖テイストを控えめにして、神とは何か、意識とは何かといった、形而上学的なテーマに挑んだ意欲作。
Wikipedia

私が初めてこの作品と出会ったのは、多分小学生か中学生くらいの時。漫画を読んだのではなく、ラジオドラマがきっかけでした。
寝る前にラジオドラマを聞くのが日課だった私。この時のラジオドラマのクオリティが非常に高く、最終回には私は泣きながら聴いたくらい。作品も勿論ですが、ラジオドラマの声優さんの演技力などもますますリアルに心に突き刺さったことを覚えています。

そこから原作漫画を読んだのだけれども、これまたすごかった。『まことちゃん』とは全く違うシリアスな展開と、80年代に書いたとは思えないくらいのテクノロジーとAI描写。未来を予言している一作になっている。
楳図かずお…本当にすごすぎる。ギャグからホラーから、ほんとにジャンルの幅が広すぎるのです。

物語は幼い恋心から始まったのに、いつしか宇宙のような物語に飲み込まれる。
楳図かずおの脳内は一体どうなっているのだろうか?と、覗き込みたくなってしまうくらい、本当にこのストーリーはすごいのです。
2016年には主演、高畑充希と門脇麦でミュージカルにもなっているようなのですが、やはり私の原点はラジオドラマとマンガなのでした。これが80年代に書かれていたと思いながら、漫画を読むとその凄さがものすごくわかると思います。

まだ読んだことがない人がいるのならば、是非読んでもらって感想を聞かせてほしい…そう思う作品です。

勿論、他のホラーやまことちゃんも面白いんですけどね(;´∀`)

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