人生を考えたい時に読みたい!おすすめ女性マンガ紹介
人生について考えたくなるマンガ3選+おまけ
先週コロナワクチン2回目接種後、副反応で2日ほど寝込んだのですが(^_^;)その時に、ひたらすら布団の中でマンガを読んでおりました。
気がつけば2日間で40冊ほどのマンガを読んでいたので、その時に読んでいて面白かった、ぐっと来たマンガをご紹介していきます。
読む昼ドラマンガ『緋の稜線』佐伯かよの
「生きてやる、何が何でも生きてやる。たとえ泥を喰ってでも……!!」
旧家・胡桃沢家の三女として生まれた瞳子は「世の中の流れをその瞳でしっかりと生きて欲しい」という父の願いをこめた名前の通り、世の男尊女卑的な考えの下に強いられた女性の生き方に疑問を持っていた。しかし瞳子は意にそぐわぬ見合いを無理やり勧められ、資産家・各務家に嫁ぐ事となる。シスコン気味な義妹・和音に忌み嫌われながらも義父母とともに何とか各務家で生きようと決心する瞳子だったが、そんなところに東京大空襲が……。-Renta!
あらすじを読んで頂ければわかりますが、時代背景は古めです。今読むと、信じられないと思う人もいるとは思うのですが、こういう時もあったんですよね。戦前、戦時中、戦後、女性は好きなように生きれなかった部分もあると思うのですが、それでも強くたくましく、ある程度自由に生きる女性を描いていて素晴らしい作品だなぁと思いました。
途中ムカつく事や、ありえないなぁと思いながらも途中途中で涙を流したり(笑)作品に引き込まれ2日間で読了!連載開始されたのが1986年なので絵柄がきらきらして苦手な方もいるかも知れませんが、それにとらわれずまずは読んで欲しい作品です。
そして読めば読むほど、これ昼ドラっぽいなぁと思っていたのですが、何と実際に昼ドラ化されていたみたい(^_^;)連載中に昼ドラ化されていたので内容や設定も変えられているようなのですが、個人的には原作に忠実な新たなる昼ドラを今、制作してくれないかなぁと思っちゃいました。
こちらの作品を書いた佐伯かよのさんですが、2021年8月29日に亡くなられました。私が佐伯かよのさんの作品に初めて触れたのは、私が小学生くらいの時。親戚のお姉さんから『口紅コンバット』をもらった事がきっかけです。
世界的企業、紅鳥コンツェルン総帥でもある高校生の紅鳥忍。彼女の資産は日本の国家予算80倍と広大な屋敷と敷地を所有するお嬢様。静かで優雅な忍と明るく奔放な従妹の理絵。ライバル社が紅鳥を狙い始め……?! 美と財力のエレガンス・アクション!-Renta!
この作品、連載開始が1983年なんですが…今読んでもものすごくかっこいいんです。
勿論少女漫画的な部分もあるのですが、男女問わず読んでほしいし、おすすめできるマンガとなっております。今のマンガにはない力強さと輝きがあって、テンポもいいですよー!普通にワイン飲んでるのは笑ったけど(笑)シリアスな展開もあり笑いもありで本当に楽しい作品です。
人の死はいつやってくるかわからない『女性の死に方』
ある日、ふとももが黒くなった女性の遺体が解剖室に運ばれてきた。前日まで元気だったにもかかわらず、急死したようだ。なぜ彼女は亡くなったのか――。
美容整形、DV、アルコール依存症、老々介護……現役法医学者が豊富な解剖経験から見た、女性の死の背景とは!?話題を博した書籍『女性の死に方 ~解剖台から見えてくる「あなたの未来」~』のコミック版!コミカライズにより見やすく分かりやすくなり、そして何より身につまされます。-Renta!
原作は西尾元さん作画はあらいぴよろさんです。
題名だけ読むと怖い感じですが、絵柄がシンプルなので結構すんなりと読めます。
今こうやって普通に生きているけれども、人間いつ死んでしまうかわからないなぁと身につまされたり、生き方の選択を考えさせられる作品です。
そして何よりこの作品は原作がありフィクションではなくノンフィクション、実際の解剖から見えてきた事を描いているという事が強く強く心に残ります。
独り身でも既婚でもこれから先の準備が必要『ひとりでしにたい』
バリバリのキャリアウーマンで生涯独身だった伯母が孤独死。黒いシミのような状態で発見された。衝撃を受けた山口鳴海(35歳独身)は婚活より終活にシフト。誰にも迷惑をかけず、ひとりでよりよく死ぬためにはよりよく生きるしかないと決意。愛と死をひたむきに見つめるフォービューティフルヒューマンライフストーリーの決定版誕生 -Renta!
まず孤独死、終活と重めのテーマですが…読んでみるとものすごくコメディ(笑)
めちゃくちゃ面白いのに、しっかりと終活のツボを付いてきたり、老後の蓄えなどについてのヒントをくれたりなど、ものすごくためになる作品です!
普通の人がこれをテーマにマンガを書いても、ここまでシリアスな部分もありながら面白い、タメになる、しかも笑える作品にならないだろうなぁと思うほど、カレー沢薫さんに惚れました。読んでいて、かゆいところに手が届く作品といっても過言ではないくらい、ぐぐっとあなたの心の扉を開く作品だと思います。
因みに、この作品に主人公に恋する男性が出てくるのですが、彼が出たせいで『結局男かよ、結婚かよ…』みたいな事をカレー沢薫さんは言われたみたいですが、私は反対に出てきてくれて非常にいい、助かるキャラクターだなぁと思っています。
人間誰しも死からは逃れられないのだから、その最後をどうやって迎えるか、その準備をするにはどうしたらいいのか?を、わかりやすく楽しく教えてくれる素敵な作品なので是非読んでみて下さい☆
という事で、今回は人生についてじっくり考えたくなるマンガ3選+おすすめマンガをご紹介しました。女性マンガと書いてますが、正直男女問わずに読んで欲しい作品ばかりなのであまり気にせず読んで頂ければと思います。